『新訳 ハイパワー・マーケティング あなたのビジネスを加速させる「力」の見つけ方』を読みました。
ジェイ・エイブラハム (著), 小山 竜央 (監修) 、発売は2017年、KADOKAWAから。
内容/あらすじとか
マーケティングバイブルと称賛される世界的ベストセラー。
一度翻訳されていますが、タイトルを変えて2017年に再販されました。
「これから、あなたの周囲にあり、収入を増やしたり成功を手にしたりするために役立つ“結びつき”に気付く方法を教えしましょう。 実証済みの戦略とその利用方法の詳細な実例をお話しします。これを実践すれば、【収入は増え】、【成功を手にする】ことができます。そして【人生は一変する】ことでしょう。
あなたは、それが【あまりにも簡単】なことにショック覚えるに違いありません。出来過ぎた話だと思いますが? そうではありません。
では、【収入増加】に関して、とてつもなく複雑に見える問題を、どれほど簡単でシンプルに解決できるか、お見せしましょう。」(本書より若干編集して抜粋)Amazonより
『新訳 ハイパワー・マーケティング あなたのビジネスを加速させる「力」の見つけ方』の感想/レビュー
ビジネス界隈の有名人がこぞって「必ず読んだ方がいい」、「むしろ読んでないとまずい」と、熱量を持って紹介している本。だからなのか、ネット上ではやたらとプレミアがついていて、未だに中古が定価以上の値段で売られています。
原書が書かれたのはかなり昔になりますが、ビジネスは人間心理に基づいた営み。本質は変わらないので、基礎をかためる意味でも読む価値があったと思いました。
肝心の内容として紹介されるノウハウは、どこかで聞いたことのある話が多め。むしろここが源流で、多くのマーケティング本はこの本を参考にしているのかもしれません。その意味で、これはマーケティング界のゾルトラークなんだと思いました。
つまりこれは古いノウハウではなく、むしろ知っていないと話にならないという情報。
『ハイパワー・マーケティング』が出始めた当初は、強力な必殺技として猛威をふるったかもしれません。しかし現代のビジネスは個人の副業にいたるまで、このノウハウを当たり前の情報として使っている人が多いです。逆にそれを知らずにいたら…と思うとゾッとしますね。ハンタでいえば念能力、ドラゴンボールでいえば舞空術。そんな感じでしょう。
- ゾルトラークとは
漫画『葬送のフリーレン』に登場する魔法「ゾルトラーク(人を殺す魔法)」の作中での変化に由来するネットスラングです。「当初は画期的で脅威だった技術が、研究・解析され尽くした結果、誰でも使える『一般化された汎用技術(一般攻撃魔法)』になった状態」を指す比喩として使われます。(AIより)
『新訳 ハイパワー・マーケティング あなたのビジネスを加速させる「力」の見つけ方』のハイライト/印象に残った箇所
価値を伝えるのがマーケティング
クライアントが望む最終結果をもっと完全に、もっと便利に、もっと効率良く得られるように助けることが、私たちの目標だということです。しかしほとんどのクライアントは、あなたが彼らの求める結果のために提供できる価値の全てを、最大限に活用する方法を知らないのです。少なくとも、あなたほどは知らないでしょう。(小山 2017:137)
例としてマクドナルドが紹介されています。え?というくらい意外な話ですが、当初のマックでは、客はバーガーとポテトと飲み物を個別に注文していたそうです。そこからセットにするという選択肢が生まれ、今では当たり前のサービスになっています。
売り込むのではなく、価値が伝われば買わない理由がないので買う。価値を伝えるのがマーケティングです。
自分が何を売りたいかよりも、他者が何を必要としているかを見る
市場が何を欲しがっており、それをいくらで、どんなパッケージにして、どんなアプローチで売るのが最適なのか、あなたに決める権限はありません。
むしろ、あなたが持つ責任、機会、パワーを行使し、マーケティングにおける大事な質問全てを投票にかけて、その答えを持つ唯一の人々に尋ねてみましょう。答えを持っているのはクライアントですや見込み客です。彼らは小切手やクレジットカードを使って答えてくれます(小山 2017:236)
noteでもXでもインスタでもやりがちなミス。それは自分が書きたいこと、見せたいことを発信してしまうことでしょう。発想の起点が逆です。まず人が抱える悩みや問題がある。そこに対しての解決策を提示するのが、発信者の役割です。問題解決屋さんになれば、何かを売り込まなくとも自ずと売れるようになるのは自明です。
上手く行っても、テストを続ける
読み手や聴き手がどのように反応を示せば良いか、またどんな行動を取ればよいのかという指示も、色々変えてテストしましょう。(中略)今までのアプローチから得られる成果の高いものへと移行が完了しても、ほかの要素をテストし続けてください。(小山 2017:237)
当たり前のように聞こえるけど、あんがい見落としがちなポイントだと思いました。上手く回っていても、改善をし続けるのは大事なこと。



コメント