小説

続 窓ぎわのトットちゃん|42年ぶりの続編は激動の日々【感想/レビュー】

『続 窓ぎわのトットちゃん』を読みました。 著者は黒柳徹子さん、発売は2023年、講談社から。 私は、どう考えても『窓ぎわのトットちゃん』よりおもしろいことは書けない、と思っていた。 私の人生でトモエ学園時代ほど、 毎日が楽しいことはなかっ...
新書

世界は経営でできている|人生を経営するための爆笑エッセイ!?【感想/レビュー】

『世界は経営でできている』を読みました。 著者は岩尾俊兵さん、発売は2024年、講談社から。 結論を先取りすれば、本来の経営は価値創造(=他者と自分を同時に幸せにすること)という究極の目的に向かい、中間目標と手段の本質・意義・有効性を問い直...
新書

「断熱」が日本を救う 健康、経済、省エネの切り札|タイトルに偽りなしの衝撃本【感想/レビュー】

じつは日本の建築の断熱性能は他の先進諸国と比べて著しく劣っている。夏は暑く、冬は寒い、そうした居住空間における「がまんの省エネ」は、特に高齢者にとってヒートショックなど健康面での深刻な問題にもなっている。しかし、断熱性能を改善することによっ...
新書

日本神話入門『古事記』をよむ|感想/レビュー

八世紀初頭に成立した『古事記』は、私たちの遠い祖先がどのように語り、感じ、生活していたかを教えてくれます。イザナギ・イザナミの国生み神話から、因幡の白ウサギ、海幸・山幸の物語。大和三山伝説など、物語の裏に秘められた古代社会の現実に目をこらし...
岩波文庫

私の好きな悪字|疎まれる字にこそ学びがある【感想/レビュー】

粗雑・雑音の「雑」は嫌われるが、雑木林・雑貨屋・雑記帳には、なつかしい味がある。雑・懶・迷・忘・愚・落・老など歓迎されない漢字を著者は「悪字」と名付け、その価値を再発見する。漢字の一つ一つから織りなされる深い思索とともに、時代に流されないや...
岩波新書

四国遍路|漂泊とはたどりつかぬことである【感想/レビュー】

四国八十八ヵ所。金剛杖を手に、千数百キロをひたすら歩く。土地の人から受ける「お接待」が心にしみる。ーー人はなぜ四国をめざすのだろうか。いま、ひとりのお遍路として四国路をたどる著者の胸に去来する問いだ。人びとと出あい、自然の厳しさに打たれつつ...
単行本・文庫本

EASY FIGHT|とことんシンプルに考える!堀口恭司の自伝エッセイ【感想/レビュー】

「最強のMade in Japan」が明かす格闘家としての半生 ごちゃごちゃ語るな。やるべきことに集中しろ。 結局、「本物」しか残らない。 堀口恭司『EASY FIGHT』カバー帯 幻冬舎 『EASY FIGHT』を読みました。 著者は格闘...
小説

【感想】窓ぎわのトットちゃん|素晴らしい学園、素晴らしい先生、素晴らしい友達との思い出

「きみは、ほんとうは、いい子なんだよ!」。小林宗作先生は、トットちゃんを見かけると、いつもそういつた。「そうです。私は、いい子です!」 そのたびにトットちゃんは、ニッコリして、とびはねながら答えた。――トモエ学園のユニークな教育とそこに学ぶ...
単行本・文庫本

頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる|感想/レビュー

Kindleで『頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる』を読みました。 著者はアンディ・プディコム、訳は 満園真木さん、発売は2020年、辰巳出版から。 瞑想はよりよく生きるためのツールです。そしてそれは、マイン...
単行本・文庫本

脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方|感想/レビュー

『脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方』Kindle版を読みました。 著者はジョンJ.レイティ/エリック・ヘイガーマン、訳は野中香方子さん、Kindle版は2014年にNHK出版から出ています。 運動すると気分が...
小説

続 窓ぎわのトットちゃん|42年ぶりの続編は激動の日々【感想/レビュー】

『続 窓ぎわのトットちゃん』を読みました。 著者は黒柳徹子さん、発売は2023年、講談社から。 私は、どう考えても『窓ぎわのトットちゃん』よりおもしろいことは書けない、と思っていた。 私の人生でトモエ学園時代ほど、 毎日が楽しいことはなかっ...
岩波文庫

私の好きな悪字|疎まれる字にこそ学びがある【感想/レビュー】

粗雑・雑音の「雑」は嫌われるが、雑木林・雑貨屋・雑記帳には、なつかしい味がある。雑・懶・迷・忘・愚・落・老など歓迎されない漢字を著者は「悪字」と名付け、その価値を再発見する。漢字の一つ一つから織りなされる深い思索とともに、時代に流されないや...
単行本・文庫本

EASY FIGHT|とことんシンプルに考える!堀口恭司の自伝エッセイ【感想/レビュー】

「最強のMade in Japan」が明かす格闘家としての半生 ごちゃごちゃ語るな。やるべきことに集中しろ。 結局、「本物」しか残らない。 堀口恭司『EASY FIGHT』カバー帯 幻冬舎 『EASY FIGHT』を読みました。 著者は格闘...
単行本・文庫本

頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる|感想/レビュー

Kindleで『頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる』を読みました。 著者はアンディ・プディコム、訳は 満園真木さん、発売は2020年、辰巳出版から。 瞑想はよりよく生きるためのツールです。そしてそれは、マイン...
単行本・文庫本

脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方|感想/レビュー

『脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方』Kindle版を読みました。 著者はジョンJ.レイティ/エリック・ヘイガーマン、訳は野中香方子さん、Kindle版は2014年にNHK出版から出ています。 運動すると気分が...
単行本・文庫本

暗闇の効用|夜は私たちの友だ

今回はヨハン・エクレフの『暗闇の効用』を読みました。 ヨハン・エクレフはスウェーデン出身のコウモリ研究科。 環境保護活動やライター、コンサル会社の経営などもしています。 日本での出版は2023年、翻訳は永盛鷹司さんで、太田出版から発売されま...
単行本・文庫本

ボクの学校は山と川/ボクの先生は山と川|感想

今回は『ボクの学校は山と川』と『ボクの先生は山と川』を読みました。 著者は漫画家の矢口高雄さんで、発売は講談社から。 前者は1987年、後者は1988年に書かれたもので、読んだのはそれぞれ1993年、1995年に文庫化されたものです。 釣り...
単行本・文庫本

旅人 ある物理学者の回想|思春期の孤独と葛藤を描いた名文

今回は『旅人 ある物理学者の回想』を読みました。 著者はノーベル物理学賞で有名な湯川秀樹さん。 1960年に角川書店から出版されています。 湯川氏の業績ほどにはその人を知る者は少ないだろう。これは博士自身が綴る生い立ちの記である。「孤独な我...
単行本・文庫本

センス・オブ・ワンダー|大人になると失われてしまう感覚を呼び起こす名著

今回はレイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』を読みました。 訳は上達かみとお恵子さんで、2021年に新潮社から出ている文庫版。 元の本はアメリカで1965年に出版されています。 雨のそぼ降る森、嵐の去ったあとの海辺、晴れた夜の岬。...
単行本・文庫本

思考の整理学|いつまでも学び成長し続けるために

アイディアが軽やかに離陸し、思考がのびのびと大空を駆けるには?自らの体験に則し、独自の思考エッセンスを明快に開陳する、恰好の入門書。考えることの楽しさを満喫させてくれる本。文庫本のあとがきに代わる巻末エッセイ“「思われる」と「考える」”を新...
新書

世界は経営でできている|人生を経営するための爆笑エッセイ!?【感想/レビュー】

『世界は経営でできている』を読みました。 著者は岩尾俊兵さん、発売は2024年、講談社から。 結論を先取りすれば、本来の経営は価値創造(=他者と自分を同時に幸せにすること)という究極の目的に向かい、中間目標と手段の本質・意義・有効性を問い直...
新書

「断熱」が日本を救う 健康、経済、省エネの切り札|タイトルに偽りなしの衝撃本【感想/レビュー】

じつは日本の建築の断熱性能は他の先進諸国と比べて著しく劣っている。夏は暑く、冬は寒い、そうした居住空間における「がまんの省エネ」は、特に高齢者にとってヒートショックなど健康面での深刻な問題にもなっている。しかし、断熱性能を改善することによっ...
新書

日本神話入門『古事記』をよむ|感想/レビュー

八世紀初頭に成立した『古事記』は、私たちの遠い祖先がどのように語り、感じ、生活していたかを教えてくれます。イザナギ・イザナミの国生み神話から、因幡の白ウサギ、海幸・山幸の物語。大和三山伝説など、物語の裏に秘められた古代社会の現実に目をこらし...
岩波新書

四国遍路|漂泊とはたどりつかぬことである【感想/レビュー】

四国八十八ヵ所。金剛杖を手に、千数百キロをひたすら歩く。土地の人から受ける「お接待」が心にしみる。ーー人はなぜ四国をめざすのだろうか。いま、ひとりのお遍路として四国路をたどる著者の胸に去来する問いだ。人びとと出あい、自然の厳しさに打たれつつ...
岩波新書

ぼんやりの時間|真剣に、ぼんやりしよう!

岩波新書の『ぼんやりの時間』を読みました。 著者は辰濃和男(たつのかずお)さん。 ぼんやり得意ゆえ、タイトルから良書の匂いがプンプンしますねえ。 常に時間に追われ、効率を追い求める行き方が、現代人の心を破壊しつつある。今こそ、ぼんやりと過ご...
新書

武器としての決断思考|人生を優位に進めるための一生錆びない武器

星海社新書の「武器としての決断思考」を読みました。 著者の瀧本哲史さんは京大の客員准教授、投資家、経営コンサルタントなど、多方面で活動していた方。 本書では、 人生で直面する様々な問題に対して、自分で考えて自分で決める、意思決定の具体的な方...
新書

言ってはいけない 残酷すぎる真実|すべては親ガチャで決まってしまうのか

今回は新潮社の『言ってはいけない 残酷すぎる真実』を読みました。 著者は前回と同じく橘玲さん。 歯に衣着せぬ物言いで、ヒトと社会の言ってはいけない真実を明かしていきます。 この社会にはきれいごとがあふれている。人間は平等で、努力は報われ、見...
新書

バカと無知 人間、この不都合な生きもの|人間の本性に迫る背徳感と知的興奮

新潮新書の『バカと無知』を読みました。 著者の橘玲たちばなあきら氏は編集者を経て作家になった方。 小説、評論、投資術など幅広い分野で執筆しつつ、各種メディアへの寄稿や自身のブログ、Twitterでも情報発信しています。 本書の内容は、 遺伝...
新書

10代の悩みに効くマンガ、あります!|思春期のあらゆる悩みはマンガで解決できる!?

岩波ジュニア新書の『10代の悩みに効くマンガ、あります!』を読みました。 著者のトミヤマユキコ氏はライターであり、マンガ研究者。 早稲田大学文化構想学部の助教授を経て、東北芸術工科大学の准教授をしているそうです。 本の内容は、 人間関係、進...
新書

ストレス脳|トラウマの脅威を減らす方法

病気や飢餓などのリスクを克服し、人類はかつてないほど快適に生きられるようになった。だが、うつや不安障害は増加の一途……孤独にデジタル社会が拍車をかけて、現代人のメンタルは今や史上最悪と言っていい。なぜ、いまだに人は「不安」から逃れられないの...
小説

【感想】窓ぎわのトットちゃん|素晴らしい学園、素晴らしい先生、素晴らしい友達との思い出

「きみは、ほんとうは、いい子なんだよ!」。小林宗作先生は、トットちゃんを見かけると、いつもそういつた。「そうです。私は、いい子です!」 そのたびにトットちゃんは、ニッコリして、とびはねながら答えた。――トモエ学園のユニークな教育とそこに学ぶ...
岩波少年文庫

ハックルベリー・フィンの冒険|旅立ちはいつだって真夜中のにおいがする

今回はマークトウェインの『ハックルベリー・フィンの冒険』を読みました。 訳は千葉茂樹さん、発売は2018年、岩波書店の岩波少年文庫から。 原著が出たのは1885年、古典も古典っすね。 19世紀、南北戦争以前のアメリカ南部。気ままに生きる少年...
岩波少年文庫

トム・ソーヤの冒険|誰よりも遠くへ!100年以上読み継がれるジュブナイル

ミシシッピ川沿いの小さな村を舞台に、わんぱくな少年トムが浮浪児ハックを相棒に大活躍するゆかいな冒険物語。因習にとらわれがちな大人たちに逆らってたくましく生きる子どもたちの姿を描きます。世界じゅうの人びとから熱狂的に愛されてきた少年文学の傑作...
岩波少年文庫

飛ぶ教室|かつて子どもだった大人と、これから大人になる子どもへ

ボクサー志望のマッツ、貧しくも秀才なマルティン、おくびょうなウーリ、詩人ジョニー、クールなゼバスティアーン。個性ゆたかな少年たちそれぞれの悩み、悲しみ、そしてあこがれ。寄宿舎学校に涙と笑いのクリスマスがやってきます。 ケストナー・ E(20...
岩波少年文庫

プー横丁にたった家|誰もが一度は離れ、いつかまた戻っていく魔法の森

おなじみのクリストファー・ロビンと仲間たちが住む森へゆくと、わたしたちはいつでもすてきな魔法の冒険に出会えますー。プーやコブタたちのところへ、はねっかえりのトラーがあらわれました。『クマのプーさん』の続編。 A.A.ミルン(2000)『プー...
岩波少年文庫

クマのプーさん|今この瞬間を生きる、世界一有名なクマの物語

世界一有名なクマ、プーさんが活躍する楽しいファンタジー。幼い少年クリストファー・ロビンが、美しいイギリスの森を舞台に、プーやコブタ、ウサギ、ロバのイーヨーなど、仲よしの動物たちとゆかいな冒険をくりひろげます。 A.A.ミルン(2000)『ク...
岩波少年文庫

ハイジ|豊かな自然の暮らしに、憧憬の情を走らせる

美しいアルプスの自然を愛する、純真な少女ハイジの物語。がんこなおじいさんと二人きりで山小屋に住んでいたハイジは、クララという足の悪い少女の遊び友だちになるため、フランクフルトにゆくことになりました……。 ヨハンナ・スピリ(1986)『ハイジ...
岩波少年文庫

ピッピ 南の島へ|さよなら、少年少女時代!

自由な生活を楽しんでいる世界一強い女の子ピッピが、こんどは友だちのトミーとアンニカ、なかよしの馬やサルも連れて、南太平洋のクレクレドット島に出かけます。子どもたちの南の島での大冒険を描く、ますます楽しい第3話。 リンドグレーン(2000)『...
岩波少年文庫

ピッピ 船にのる|自由に、楽しく、気楽に!

学校でも、お祭りでも、ピッピが顔を出すと、いつもゆかいな大さわぎがおこります。ある日、行方不明だったピッピの父エフライム船長がごたごた荘に帰ってきて、二人は感激の再会をしました。世界一強い女の子ピッピの第2話。 リンドグレーン(2000)『...
単行本・文庫本

12のバレエストーリー|美麗なイラストで彩られた知ってそうで知らない定番の物語12選

うっとりするような美しい絵とともに贈る、読む名作バレエ12選。 「シンデレラ」「白鳥の湖」「ねむれる森の美女」「ドン・キホーテ」 「コッペリア」「くるみわり人形」「火の鳥」「ジゼル」「オンディーヌ」 「ラ・シルフィード」「リーズの結婚」「ロ...
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